恐竜は130年もの間、その複雑な系統樹の最初の分岐点として「鳥盤類」と「竜盤類」の2大グループに分類されてきた。
だが、教科書や古生物学界で疑いようのない事実として説明されてきたこの系統樹を覆す可能性のある「革命的」論文が22日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。
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論文の共著者、英ロンドン(London)自然史博物館(Natural History Museum)のポール・バレット(Paul Barrett)氏は「われわれの研究は130年にわたる定説を覆すものだ」と語った。
研究チームが原始的な恐竜の特徴を詳細に分析した結果、竜盤類に分類されるティラノサウルス・レックス(T・レックス)と、
鳥盤類に属するステゴサウルスが、実際には近縁関係にあったことが示されたという。
論文では、新たな恐竜の進化系統樹として、鳥盤類と竜盤類がまざり合う新たな2つの基本グループを提唱。
さらに、恐竜誕生の時期はこれまで考えられていたよりも約1000万年古い約2億4700万年前で、場所は南半球ではなく北半球だったとも論じている。
定説では、恐竜の進化史は骨盤の形によって説明できるとされ、爬虫(はちゅう)類と似た骨盤を持つ種は竜盤類に、鳥と似た骨盤を持つ種は鳥盤類に分類されてきた。
竜盤類には、二足歩行をするT・レックスやベロキラプトルなどの獣脚竜と呼ばれる肉食恐竜や、長い首を持つブロントサウルスなどの竜脚類が含まれる。
一方の鳥盤類には、3本の角を持つトリケラトプスや背中に骨板をつけたステゴサウルスが含まれる。
新たな分類方法は従来とは大きく異なり、鳥盤類は2大分類の片方を構成するのではなく、
竜盤類から外された獣脚竜と合わせて「オルニソスケリダ(Ornithoscelida)」と呼ばれる全く新しい分類の下に置かれている。
論文の主著者、英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)のマシュー・バロン(Matthew Baron)氏は
AFPの取材に対し、竜盤類からは獣脚竜を除外したものの、2大分類の一つとしては残したと説明している。
同氏は新しいオルニソスケリダの分類を「鳥肢類(bird-limbed)」と呼ぶことを提案。この分類に入る恐竜には、後ろ脚と頭蓋骨の特徴に共通点がみられるという。
新分類法では、現生鳥類の祖先である獣脚類が初めて鳥盤類と同じグループに属することになる。
研究に参加したケンブリッジ大のデービッド・ノーマン(David Norman)氏は、自分たちの結論が正しければ
「脊椎動物の進化を扱う主要な教科書は全て書き換えが必要になる」と語った。
米カリフォルニア大学(University of California)の生物学者、ケビン・パディアン(Kevin Padian)氏は同じくネイチャー誌に掲載された論評で、
同論文での結論は「革命的」だと評価。今後他の研究者による検証が行われることを望むと述べている。
研究結果を説明する動画は以下のサイトで公開されている。
【翻訳編集】 AFPBB News
最終更新: 3/23(木) 14:04
AFP=時事
三流の馬鹿学者しかやってないイメージ。
>>3
>恐竜の定説はコロコロ変わりすぎる。
悪いが、最近はコンピュータ解析が安価になって進歩して、あらゆる分野で定説がコロコロ変わっているんだ
哺乳類の分類、節足動物の分類、バクテリアの分類、古生代の分類、恐竜の分類・・・その他諸々
>三流の馬鹿学者しかやってないイメージ。
素朴な疑問
お前の中では、一流の賢学者はどんな研究をしているイメージなんですかね?
>>6
わしら中学校の理科では、藻類コケ類とか習ったんだけど最近は分類違うらしいな。
走塁コケ類じゃないからな。悪しからず。
そこも最初は平易な用語ということで「エビやカニ&カブトムシやゴキブリ&ムカデの仲間・・・」という書き方をしてたんだけど、逆に分かりづらくなったので上記表現になった
おや生物系の理系もどきさんが湧いたようだね。
数学や物理学も理解できない生物フェチが現代科学を語ってもなあ。
コンピュータ解析が安価に、ってなんだよw
分岐分析にかけるときはコンピュータを使うが、形質を一個一個チェックするのも出てきたツリーの妥当性を検討するのも人力だぜ
分岐分析自体は20年前のパソコンでもすぐに出てくる(ブートストラップ分析のレプリケート数の設定にもよるが)
古生物もDNA解析が進んで、まだDNAによる系統樹の再編成が進行中ですからね
落着くまでに半世紀か1世紀ぐらい掛るのかも
>>12
>コンピュータ解析が安価に、ってなんだよw
>分岐分析自体は20年前のパソコンでもすぐに出てくる(ブートストラップ分析のレプリケート数の設定にもよるが)
パンピー向けに分かりやすく表現しただけだよ
あのね、ちょっと前まではコンピュータ使うのも手続きが必要で気軽に解析できなかっただろ?
今はコンピュータが安くなったから頭数が増えて、気軽に使えるから昔のデータを再検証なんて暇なこともよくやってるでしょ?
その現状を表しただけだよ
俺に関しては、このスレはパンピーが見てる&このスレが落ちた後もグーグル検索でログをパンピーが見る、という点を考慮していつも書き込んでる
だって専門的な話なら2ちゃんでやる必要ないじゃん(爆笑)
専門用語の羅列じゃ、クリックすらされない
な~~んにも専門的なこと知らない子が気軽に目にできて、新しい発見ができる
それが理想型で、わざわざ2ちゃんに書き込む動機
今は、スマホでさえ、60年代の大型汎用機の計算能力を凌駕してますからね
1990年のスーパーコンピューターは旧帝のものでも
3桁MBのジョブしか走らなかった。
現在はどうして大きな動物が地上にいないのですか?
温暖で植物が多く、酸素濃度が高かったので、
植物や小動物も今より大型で餌が豊富だったから
さっぱりわからんわ。
バロンらの論文のツリーは竜脚類と「竜盤類」(竜脚類+ヘルレラ)のブートストラップ値・ブレマー支持値が悲惨な不安定なもの
新分類群や新形質をひとつふたつ加えるだけですぐに樹形が崩れるだろう
二大分類崩壊については、外群のシレサウルス類と基部的竜脚類の収斂進化(どちらも植物食傾向)に起因するロングブランチアトラクションが起こって、
変な場所にルーティングされちゃったって話だと思う
獣脚類と鳥盤類はいままで通り、多くの違い(それぞれの共有派生形質)があってよく支持されている
竜脚類が不安定でふらふらしていて、従来の獣脚類の隣からあさっての方向に行っちゃったかんじ
だから、竜脚類と獣脚類の差がいままで思っていたよりも大きかった(可能性がある)、ってほうが解釈としては良さそう
引用元:http://potato.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1490428656/